速聴学習法
音声学習 & 速聴学習
巷には様々な学習方法があります。
従来からのテキスト学習に加え、最近は講義の配信や音声学習も増えているように思われます。
音声学習は、テキスト学習だけの場合に比べ、耳で聞くことによって記憶の定着を図ったり、隙間時間を利用したりといったメリットが享受できます。
そんな音声学習ですが、私は学習法の1つとして、速聴学習を行っています。
これは、講義などの音声を通常よりも速い速度で再生する学習方法です。
検索すると、速読同様色々な脳科学的な効果が謳われていますが、個人的にはそういった二次的効果には全く期待していなくて、単純に学習時間を短縮できるという理由で取り入れています。
この速聴学習、実は15年以上も前から実践していて、当時はパイオニアだったんじゃないかと思っています。
その頃は講義形式の学習教材も少なく、再生速度を変更出来る環境もなかったので、自分でテキストの内容を録音しては、波形編集ソフトで速度を変えるといったことを繰り返していました。
でも、速度変更した場合の聞きやすさは、声のトーンや滑舌にも大きく影響されるので、決して聞きやすいものではありませんでしたし、テキスト棒読みなのでコストメリットも見合わなかったと思います。もともと自分の声を録音して聞くと違和感がありますしね。
その点、今は講義形式の教材も多いですし、再生速度コントロールの方法もたくさんの選択肢がある、大変恵まれた時代です。
利用方法
例えばYouTubeで配信されている講義だと、YouTube自体の機能で再生速度が変更出来ます。
実際、経済学・経済政策の学習で使っている「速習!マクロ経済学」は、YouTubeで速度変更して利用しています。
さすがはGoogleといったところで、品質も高いです。
また、速聴学習を利用しようと思い、中小企業診断士の教材には、「通勤講座」を選びました。
通勤講座は講師の方の声のトーンも丁度良く、再生速度を上げても聞きやすいのが特徴なのですが、もともと用意されているのが2倍速のデータのみなので、細かい再生速度の調整が出来ません。
そこで、今利用できる可変速度再生のソフトやアプリを色々試してみました。
その結果、現時点で考えられる最高の再生速度変更環境はこれでした!
Maple Player JB
Maple Player JB。
Androidのアプリです。
Androidでは速度変更出来るアプリは色々ありますが、以下の点でこちらのアプリが優れています。
- 再生品質
多くのアプリは速度を上げて再生するとケロる (Perfurmeです) ことが多いのですが、このアプリは非常にナチュラルです。
アルゴリズムも会話向け、音楽向けで分けられていて、最適なアルゴリズムを選択できるようになっています。 - 怪しくない
中華系アプリもたくさん試したのですが、おかしな挙動や怪しい広告表示が多く、その点こちらのアプリは安心でした。 - 速度指定の粒度
速度指定を、0.1、0.25、0.5、1.0刻みで変更出来ます。
例えば、+0.25して-0.1というような組み合わせをすれば、x0.25からx4.0の範囲でかなりこまかい調整が出来ます。 - 外部コントロール
Bluetoothイヤホンからの再生・停止、選曲が利きます (これが出来ないプレイヤーも結構あります)。
なお、YouTubeの動画も音声データに変換しておけば、このアプリで再生時に速度変更が出来ます。
YouTube動画変換コンバータ
速聴学習は忙しい社会人にもオススメなので是非試してみて下さい。